地域活性化人材育成事業 SPARC

取り組み

  1. ホーム
  2. 取り組み
  3. SPARC管理者
  4. 令和6年7月27日(土)、文部科学省地域活性化人材育成事業~…

令和6年7月27日(土)、文部科学省地域活性化人材育成事業~SPARC~「ひとや地域(まち・文化・教育)の well-beingに貢献する文系DX人材の育成」シンポジウムを開催しました

  • 取り組み

 令和6年7月27日(土)に「ひとや地域(まち・文化・教育)の well-beingに貢献する文系DX人材の育成」シンポジウムを、山口市のKDDI維新ホールで開催しました。シンポジウムは、対面とオンラインのハイブリッド方式で開催し、SPARC採択大学をはじめとする全国の大学関係者、高校生、高校教員、地域の行政機関及び企業等の幅広い層から約290名(うち、オンラインは130名)の参加がありました。

 山口大学・山口県立大学・山口学芸大学の3大学は、令和4年8月に文部科学省「地域活性化人材育成事業~SPARC~」に採択され、「人間中心の視点からDXを実践し、ひとや地域の課題解決のために貢献できる人材(文系DX人材)」の育成を目指しています。本事業を推進するため、令和4年12月に3大学による一般社団法人「やまぐち共創大学コンソーシアム」を設立し、その後、令和5年3月に同法人が「大学等連携推進法人」として文部科学省の認定を受け、令和5年度から、3大学で運営する「SPARC教育プログラム」の一部科目の試行や3大学で文系DX人材の養成に向けた取り組みを推進しています。
 今回のシンポジウムは、令和5年5月16日に開催したキックオフシンポジウムに次ぐ、2回目の開催となるもので、「進もう。未来は、私たちの心の中だ。~ひとや地域の課題解決のために~」をテーマとし、また、進学相談・入試説明ブースも併せて設置しました。

 オープニングアクトでは、慶進中学校・高等学校の合唱部による「明日のノート(作詩:俵 万智、作曲:松下 耕)」及び「君と見た海(作詩・作曲:若松 歓)」の2曲が披露され、広いホールは、伸びのある若々しい歌に包まれ、シンポジウムの参加者はその歌声に聞き入っていました。

 シンポジウムは、事業責任大学の山口大学 谷澤 幸生 学長の開会挨拶から始まり、来賓として出席いただいた文部科学省高等教育局大学教育・入試課 専門職 嶝口 湧士 氏、山口県 総務部長 佐藤 茂宗 氏、山口市長 伊藤 和貴 氏からご挨拶をいただきました。

 基調講演では、EVOL株式会社代表取締役CEOの 前野 マドカ 氏から、「ウェルビーイング入門」と題して、地位財型の幸せは長続きしないが、非地位財型の幸せは長続きすること、また、幸せの4つの因子について、「やってみよう(自己実現と成長)」、「ありがとう(つながりと感謝)」、「なんとかなる(前向きと楽観)」、「ありのままに(独立と自分らしさ)」の説明がありました。また、武野大学ウェルビーイング学部長、慶應義塾大学大学院SDM研究科教授の 前野 隆司 氏から、明治維新胎動の地山口において、3大学が協働して、ウェルビーイングの視点により社会の変革に貢献できる人材を養成することに対する期待が熱く語られ、「ウェルビーイングと教育」と題して、幸せの4つの因子を用いた教育の事例について講演いただきました。

 3大学の取組紹介では、山口大学 丹 信介 学長特命補佐から本事業の概要説明の後、山口大学 北西 功一 教授から「ひと・まち未来共創学環の設置」、山口県立大学 西田 光一 国際文化学部長から「国際文化学部におけるDXの取り組み」、山口学芸大学 佐藤 真澄 教授から「めざせデジ活先生”文系DX教員養成プログラム”」について説明しました。

 山口大学 川尻 剛士 助教をモデレーターとし、3大学共同開設科目となる「DXによる地域課題解決(PBL)」を試行科目として受講した各大学の学生、パネリストとして山口大学 湯浅 修一 准教授及び杉野 弘明 講師が参画した「課題探究からPBLへ」と題したパネルディスカッションを実施しました。各大学の学生からPBLの概要や体験に基づいた話の後に、パネリストからの「PBLに参加したことにより身に付いた能力や資質を一言で表現してください。」という質問に対して、学生からは「一石多鳥」、「対応力」、「パズル」との回答がありました。
 具体的には、「一石多鳥」とは、向き合った地域の課題の解決策をひとつ提案するなかで、複数の他の新たな課題にもアプローチすることができ、そのようなアプローチができたという意味での一石多鳥力、「対応力」は、地域の方とコミュニケーションをするなかで、相手の真意を聞き出すために必要となる柔軟に、かつ臨機応変に対応をする力、「パズル」は、PBLは様々なピースを繋げていって、ひとつのパズルを完成させていくと感じたので創造力であると、それぞれ学生から説明がありました。
 最後に、山口県立大学 田中 マキ子 学長による閉会挨拶と関係者に対する謝辞により、シンポジウムは締めくくられました。

慶進中学校・高等学校の合唱部によるオープニングアクト
慶進中学校・高等学校の合唱部によるオープニングアクト

 

SPARCシンポジウムの様子
SPARCシンポジウムの様子

 

パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションの様子

 

一覧へ戻る

カテゴリー

ニュース

取り組み

アーカイブ

ニュース

取り組み